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注文住宅でZEHを目指すなら知っておきたい基本知識
注文住宅を建てるなら、省エネ性能にもこだわりたい。
そんな私たち家族は「ZEH(ゼッチ)」という考え方に行き着きました。
ゼロ・エネルギー・ハウスの略であるZEHは、年間のエネルギー消費量を実質ゼロ以下にする住宅のこと。
初めて聞いたときは本当にそんなことが可能なの?と思いましたが、実際に注文住宅でZEH仕様にすることは十分に可能なんです。
ZEHとは?基本を知ろう
ZEH(ゼロ・エネルギー・ハウス)とは、以下のような条件を満たす住宅を指します:
- 高断熱性能の確保
- 高効率設備(省エネ家電やLED等)を使用
- 太陽光発電などによる再生可能エネルギーの導入
これらを組み合わせることで、住宅が消費するエネルギーと発電するエネルギーがプラスマイナスゼロ以下になることを目指すのです。つまり、家庭内で使用する電気やガスなどを、できる限り自宅でまかなえるということ。
ZEHにするメリットとは?
ZEH住宅には多くのメリットがあります。
1. 光熱費が大幅に節約できる
太陽光発電システムなどを導入することで、自家発電が可能になります。昼間に発電した電力を家庭で使用したり、余った電力を売電することも可能。これにより、長期的には光熱費が大きく削減できる可能性があります。
2. 災害時にも安心なエネルギー自立
停電時でも、太陽光+蓄電池があれば最低限の生活が維持できます。電力に頼らず暮らせる安心感は、特に子育て中の家庭には大きな魅力です。
3. 補助金の対象になることも
ZEH仕様の住宅は、国や自治体から補助金が出ることがあります。助成金は数十万円単位になることもあり、初期コストの負担を軽減できます。ただし、事前に申請や条件の確認が必要です。
注文住宅でZEHを叶えるためには?
性能の高い素材と設備の選定
ZEHを実現するためには、断熱性の高い外壁材やサッシ、最新の高効率設備の導入が必要になります。これらをどこまで導入するかは、建築会社と相談してプランを練るのがポイントです。
設計段階で基準を明確にする
注文住宅の良いところは、自分の理想を取り入れられる点。その一方で、方向性がブレやすいという弱点もあります。ZEHという明確な目標を掲げることで、家づくりに一貫性が生まれ、結果的に満足度の高い住宅になることが多いです。
専門家のサポートが不可欠
ZEHの基準を満たすには専門的な知識が必要です。建築会社の中には、ZEH支援事業に詳しいところもあるので、依頼前にZEH対応の実績があるかを確認するのが安心です。
まとめ|ZEHは目標としても最適な選択肢
注文住宅を考える上で、「ZEH基準を満たす」というのは非常にわかりやすく、目指すべきゴールとしても優れています。
住みやすさや省エネ性能に優れた家を手に入れることができ、さらに災害時の安心感、補助金などの経済的なメリットもあります。
コストがややかかる点は確かにありますが、長期的なランニングコストを抑えることを考えれば、十分に価値のある選択肢です。
脱炭素社会のため、注目されている『ZEH基準』
注文住宅を建てる際には、ZEHという選択肢を取り入れ、建築会社としっかり相談しながら理想の住まいを実現していきましょう。

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