
注文住宅でZEHを選ぶメリット
- 補助金や優遇措置が受けられる
ZEH住宅は国の支援対象。補助金が受けられるケースもあります。
家づくりのコストを抑えられるのは大きな魅力です。 - 快適な住環境が手に入る
高断熱・高気密の家は、夏は涼しく冬は暖かい。
部屋ごとの温度差も少なく、ヒートショック対策にもなります。 - 光熱費の大幅削減
エネルギー効率の高い設備+太陽光発電などの創エネで、光熱費が大きく下がります。
売電収入も期待できる場合があります。 - 資産価値の維持・向上
今後、ZEH基準が住宅のスタンダードになる流れがあり、将来的な資産価値の維持にも有利です。
でも、ZEH住宅には“落とし穴”もある
1. 初期費用が高い
ZEH住宅は通常の注文住宅よりも高性能な断熱材や設備が必要なため、建築コストが高くなります。
坪単価で見ると、一般的な住宅より10〜20万円高くなることも珍しくありません。
2. 設備のメンテナンス費用がかかる
太陽光発電や高効率給湯器、蓄電池など、ZEH住宅には多くの設備が必要です。
これらの定期点検や部品交換、故障時の修理費用も見込んでおく必要があります。
例えば、太陽光発電のパワーコンディショナーは10〜15年で交換が必要になり、30万円前後かかることも。
定期点検も1回あたり5〜10万円程度が目安です。
3. 建築に時間がかかる
高性能な住宅を建てるため、設計や施工に通常より時間がかかります。
早く住みたい方はスケジュールに余裕を持つ必要があります。
4. 発電量が不安定な場合も
太陽光発電は天候や立地条件に左右されます。
日照条件が悪い土地では、思ったほど「創エネ」できない場合もあるので要注意です。
長期的な視点で考えることが大切
ZEH住宅は、長い目で見れば光熱費削減や資産価値の維持など、コストパフォーマンスが高い選択肢です。
ただし、初期投資やメンテナンス費用、建築期間など、短期的な負担も無視できません。
将来の費用シミュレーションや、補助金の申請スケジュールも事前に確認しておきましょう。
まとめ
ZEH住宅は、これからの時代にふさわしい住まいです。
ただし、メリットだけでなく、初期費用や維持費、建築期間などのデメリットも理解したうえで選択することが大切です。
家づくりは一生に一度の大きな決断。
最終的には、信頼できるプロに相談し、自分に合った最適なプランを見つけてください。

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